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1.17

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21年前の1月17日早朝の5時46分、激しい縦揺れと、木造家屋が倒壊する「メシメシ」という音、そして恐怖のあまり大きな声で叫んでいた自分の声。
今でも、地震の時の感覚は頭から離れることは無い。

揺れが収まった時には、天井が崩れ、隙間から薄暗い空が見えてた。
地震がおきた事を理解することより、ずっと暮らしてきた街の変わり果てた景色に、ただ呆然とした。

母親は、瓦屋根でぺしゃんこに倒壊した1階部から2階の天井と床の間を箪笥がつっかえとなり、その隙間で奇跡的に助け出された。地震発生から5時間後に、家族全員の安否が確認できた。
飼っていた猫もよほど怖かったのだろう、2日ほどして倒壊した家の中から元気に出てきてくれた。

祖父母、おじ、家族皆が奇跡的にも怪我一つなく助かった。

しかし、神戸市東灘区の自宅はもちろん、同区で当時商売をしていた工場も全て全壊、一瞬で家族は全てを失った。
その後、唯一残った配達用のミニバンに家族4人で過ごした。
とてもむなしく、とてもひもじいおもいがした。

ある朝、車で過ごす私たちに、ご近所様が声をかけて下さり、「自宅のマンションを使ってください。」
と声をかけて下さった。
室内の温かさ、水道がつかえる喜び、お風呂やトイレも自由につかえる、そして電気のある暮らし、
どれも現在なら当たり前の事だが、その時は涙が出るほどうれしくて有難かった。

こんな震災の経験は、もちろんできれば一生したくない経験だった。
でも、過去をかえることはできない。
震災から21年たった今も、1.17になると必ず当時を思い出し、家族を助けて下さったご近所様や、ボランティアの方々、
友人、親戚、など多くの方の助けや、あたたかいお言葉やご支援をいただいたからこそ、現在があるという事にあらためて感謝をし、当時をおもう。

今後、風化されないよう後世に震災の経験を伝えていくことは、もちろん必要である。

地震が発生した際の避難、防災のことはもちろんなのだが、私が助けられたのは「まわりの方々のあたたかい親切心」困っている人がいれば必ず声をかけて何かお役立てできる事や少しでも心の支えや癒しになるようお力添えしようとおもう気持ちが、被災し辛いおもいの人を救う事ができるという事を伝えていければと思います。
学校教育でも教わる当たり前のようなことですが、行動にうつすという事がとても大切で難しい事だと私は思う。

弊社は神戸の企業として設立から10年、生まれ育った大好きな地元神戸へ少しでも恩返しができるように努めていこうと、あらためておもう日でもある。

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Author | Kousuke Sakaguchi / 1,229views

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